羽化
2019年05月09日
普段自分で作った曲の歌詞を見るなんてことしないんですが
ふと、思い立って見直してみました。
バンドの曲として皆さんの前で演奏している曲はもちろん自分の言いたいことを綴っているわけなのですが、
メロディーとの兼ね合いだったりなんだりで言葉を選んでいるところが多々あります。
良くも悪くも小綺麗に整理整頓している感じでしょうか。
そんなもんだから意外とボツとしてゴミ箱フォルダに入れている走り書きしたものの方が
今見ると良いこと書いてあったりするんですよね。
おそらくそれが公になることは今後無いとは思いますが、新曲作るときにワンフレーズくらい
使っちゃうかもしれません。
作詞もそうなんですが、色々なところで成長を感じる時があります。
映画や本を読んで素直に泣けた時なんて特にそうです。
たとえそれがフィクションだとしても、誰かを感動させることが出来る作品であるということは
ものすごいことですよね。
少し話が脱線しますが、小学生の頃に理科の授業で昆虫の生態について学びました。
ビデオでアゲハ蝶が孵化し、死ぬまでの過程を観たのですが
蛹から羽化するシーンを観て何故か泣いてしまったことがあります。
本当になんで泣いてしまったのか今までずっと謎でした。
というよりも最近まで忘れかけていました。
少しだけ理由がわかったような気がします。
でもこれは僕だけの秘密にしたいのでここでは書きません。
もし僕と呑んで、その時に話題に出たら口を滑らせてしまうかもしれませんね。
今の自分が果たして卵なのか、幼虫なのか、蛹なのか、はたまたもうすでに飛び立っているのか。
気になるところではありますが、それを気にしたところで誰にもわかりません。
もしかしたらファーブルにはわかってしまうのかも。
生きていたら訪ねてみたかったです。