後悔

2019年04月03日

思い返すと今までの大学生活のほとんどをバンドに費やしてきました。

そのおかげで沢山の人と出会えて、色んな場所に行けて、ありがたい事に

自分たちの音楽を好きだと言っていただける機会にも巡り合うことが出来ました。

後悔はしていません。

こんな書き出しだとまるでバンド辞めるみたいですね。

辞めません。多分いつかは辞めると思いますが、今のところその予定はないです。

ただ、なんとなく今までを振り返ってみて、もしもこの大学という時間を別のことに使っていたら

どんな自分になっていたのだろうと、物思いに耽っています。

僕はどちらかといえば何か1つのことをずっとやり続ける事よりも、色んなものを見て、感じて

経験したい性分です。熱しやすく冷めやすいとは良く言ったもので、要は飽き性です。

そんな僕が3年以上も続けていることなんてバンドとネットゲームくらいです。

もしもバンドをやっていなかったらきっと日がな一日中ゲームをやってたのかもしれません。

それか別の趣味をみつけてそれに熱中していたのかも。

今だったら旅行とかゆっくりやってみたいですね。


周りの同世代でバンドをやっている人達と話す機会が多いのですが、

みんな自分の夢に向かってひたむきに努力しています。

かく言う僕は特別バンドで売れたいという気持ちはないです。

勘違いしないでくださいね、やる気がないというわけではないです。

僕は自分の作ったもの、音楽でも文章でもイラストでもなんでもいいです。

それを人に見てもらって褒めてもらえるのが大好きです。

褒めてもらうのが嫌いっていう人は少ないと思うので、当然といえば当然な気もします。

もっと言うと、自分じゃない誰かが好きと言ってくれる作品を作れたという

実感を味わえるという事が大好きなんです。

そして更に言うと、自分で自分の作品をカッコいいと思える瞬間が一番大好きなんです。


僕は今まで色んな作品を観てきて影響を受けました。

映画でも漫画でも小説でも音楽でもイラストでも。

僕の人生の水でもあり土でもあり酸素でもあります。

それを得て僕という木に実った果実を食べた貴方が、

「美味しいね」と、そう一言呟いてくれるのが何より嬉しいのです。


きっと僕はバンドをやっていなくとも、別の形で何かを作っていたはずです。

今こうしてブログを書いている時に、広い宇宙のどこか片隅で。

似たような星に、似たような街に住む僕は、きっと何かを作っているはずです。


好きなことに義務感を覚え始めたら、それは良くも悪くも何かが傾く予兆です。

まずはよく食べ、よく寝て、ゆっくり休みなさい。

貴方は別にバンドをやらずとも生きていけます。

音楽が全てではありません。

色々なことを見なさい。学びなさい。感じなさい。

時間は有限です。いつか息絶えるその瞬間に、後悔だけは残さぬように。

大丈夫、気づいていないだけで、貴方はちゃんと幸せです。

空の青さを知れる者は上を向いた者だけです。

路肩に咲く名もなき花の美しさを知れる者は下を向いた者だけです。

朝の清々しさを知れる者は夜を明かした者だけです。

涙も汗も血も全て、貴方です。

無理だけはしないように。

肩の力を抜いて、深呼吸して。

時間を作って、ゆっくり出かけましょう。



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