娼女のままで
こんばんは。皆さんお元気ですか?
最近熱くなってきて夏バテしちゃう頃合いになってきましたね。
どうかお身体にはお気を付けてくださいませ。
僕らの曲の中で「娼女のままで」という曲がありまして、その曲がなぜか評判が良いらしいです。
しかも若い女性の方に。不思議です。
作った本人的には何故この曲が、しかも若い女性にウケたのかがわかりません。
僕には乙女心がわかりませんので、狙って作るなんて器用なことできません。
むしろそうやって作ったからこそなのかもしれませんね。
不思議です。
なので今回はこの曲の制作裏話というか、小話的なものをしてみようかと思います。
聴いていただいたことのある方ならわかると思うのですが、この曲は冒頭にド直球な表現があります。
そうですね。セックスです。
ちなみになんですが、僕らAMeの持ち曲に「性」をテーマに描いた曲って結構あるんです。
これもわかる人にはわかると思うんですが、「蒼焔」という曲も実は遊郭がテーマなんです。
そんな感じで結構なスケベバンドなのですが、唯一直接的な言葉を用いているのは
「娼女のままで」だけなんですよ。
じゃあなんでこの曲だけ「セックス」ってワードを使ったのかという話です。
別にボキャブラリーがなかったわけではないですよ。
例えばの話なのですが、これを見ている貴方は好きな人、いなければ憧れの人でもなんでもいいです。
そんな人としてみたいこと、やってみたいことってなんですか?何を思い浮かべますか?
中学生の頃の僕なら多分チューしたいとかいうと思いますね。
色々出てくると思います。そんな中で恐らくはエッチなことの1つや2つ、思い浮かべませんか?
全然良いと思います。なんならその方が健全だと思います。
ただ、それを踏まえたうえで。
手っ取り早い話、セックスなんて誰とでもできます。やろうと思えば。
貴方の好きな人は、別に貴方以外とだって一緒になれます。
貴方以外とだって幸せになれます。
貴方以外とだって笑顔で過ごせます。
何か特別なことのように思えるかもしれませんが、少なくとも人間の三大欲求に数えられるくらいには
『普通』のことなのです。
だったら貴方じゃないとできないことをしてみたいと思いませんか?
貴方と、好きな人しか知らない場所で
貴方と、好きな人しか知らない歌を口ずさんで。
そんな些細な特別を素直に想える事って凄く素敵だし、凄く大人なんだなって思いました。
冒頭に戻ります。
この曲の導入は
『朝になる前に街を出たいからネオンが消えるまではただ愛してセックスしよう』
という詞になっています。
限られた時間の中で、それでも想いを馳せる人と一緒に過ごすとき。
そんな中でやりたいことがセックスしか出てこないって少し寂しい気もしますね。
変に気取ってただ愛してだなんて言っても、時間が来たらそんな気持ちも薄れていくと気づいているのに。
小さい頃の僕らだったら何をしたのかな。
15分の休み時間で校庭でドッヂボールをしに行ったくらいです。
2~3時間もあれば鬼ごっこに、かくれんぼに、缶蹴りに、二人だけの秘密基地にも行ける気がします。
今じゃそんなこと恥ずかしくて出来ないですか?
案外大丈夫ですよ。
別に実際鬼ごっこやれって意味じゃないです。
幾ら歳をとったとしても、純粋な気持ちは忘れないでくださいね。
いつだって心の数%は少女のままでいたほうが人生楽しく過ごせるかもしれませんよ。
すごくざっくりでしたが、こんな感じです。
実は結構ピュアでまっすぐな曲なんですよ。
自分で書いておきながら途中の件なんて少し気恥ずかしくなりました。
でも、これを読んでいただいてからまた曲を聴いてもらえると、
初めて聴いた時とは違った印象が湧いてくるかもしれません。
そうしたら今度はライブで聴いてくれると凄い嬉しいなあ。
そんでもってちょっとでも良いと思ってくれたら声掛けてください。
ライブ終わりは時間があんまりないし、
翌日は予定があるかも知れません。
なので急いで街へ出て、ネオンが消えるまでは
冗談です。